電気ホイストを使った0.5トン以上のクレーンは、クレーンなど安全規則で作業者の安全確保の観点から、事業者に定期自主検査、 点検(月例点検、年次点検)が義務づけられています。(第34条~36条)
安全な作業と設備保全のために保守点検をおすすめします。
電気ホイストおよびクレーンサドルは、更新されるまでの全体の寿命と、 それを構成している部品の寿命には差があり、寿命の短い部品は、全体寿命まで部品交換しながら使用されます。
また、各部品の寿命の形態は、構造、材料及び仕様の違いによって異なり、部品ごとに異なった寿命評価が必要となります。
【表:電気ホイストの部品の区分、寿命の形態、更新方法】
区分 |
構成部品 |
寿命の形態 |
更新方法 |
消耗品 |
ワイヤロープ |
断線、磨耗、き裂、 変形、 |
使用限度を目安に |
準消耗品 |
ワイヤドラム、フック、シーブ |
磨耗、き裂、腐食、 |
一定運転時間毎に |
恒久部品 |
フレーム類、ケーシング |
疲労き裂、腐食、磨耗 |
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定期保守点検契約の利点
点検をおこなうことにより、故障発生の予防効果があります。
プロのサービスマンによる点検ですので、きめ細かなサービスとアドバイスが受けられます。
高所作業に伴う危険を回避することができます。
その都度の点検契約に比べ、コスト面でお得です。
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※保守点検契約についてはメーカーにお申し込み下さい