Q&A(よくある質問)
Q1.空気清浄機ではすべての汚れが除去できるのですか?
すべて除去できるわけではありません。タバコの有害物質(一酸化炭素(CO)など)は除去できません。 常時発生する臭い成分(建材・ペット臭等)はすべて除去できるわけではありません。
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※脱臭性能及び集じん性能については、日本電機工業会規格JEM 1467(家庭用空気清浄機) に基づき測定されています。
Q2.空気中の汚れにはどのようなものがありますか?また、その大きさはどのくらいですか?
空気中の主な汚れとしては以下のものがあります。
Q3.「JEM 1467」とは何ですか?
日本電機工業会で定める、家庭用空気清浄機に関する性能測定基準です。ここには、
- 空気清浄機の定義
- 各種性能の測定方法
- 性能基準値
- 性能値換算方法および目安表
などがあります。
日本電機工業会加盟メーカーは、この基準に従い測定しています。
JEM 1467では、空気の汚れの目安として測定の再現性が高い紙タバコを使っています。
「紙タバコ5本分の煙に含まれている粒子成分とガス成分」を1日分の空気の汚れとしていますが、これは実態の汚れより厳しい条件として考えています。従って各種性能実験においても、空気の擬似汚れとして紙タバコの煙を使用しています。
Q4.適用床面積とは何ですか?
日本電機工業会にて定められた規格JEM 1467により、30分で清浄できるお部屋の広さとしています。
なお、使用されるお部屋よりも大きい適用床面積の製品ですと、より短時間で空気を清浄出来ます。
詳しくは店頭(カタログ)もしくは、各メーカーにお問い合わせください。
Q5.脱臭性能ではどんな成分を測定対象としているのですか?
紙タバコの煙に含まれるガス成分の内、アンモニア・アセトアルデヒド・酢酸です。
Q6.測定対象の3つのガス成分は生活の中でどのようなニオイに含まれているのですか?
生活の中にあるニオイは状況により成分構成が異なる場合がありますが、下記の表を目安にしてください。
Q7.フィルターは、いつ交換したらいいのですか?
集塵能力としては、空気を清浄する時間が初期の2倍以上になったとき、脱臭能力としては、ニオイの除去率が半分になったときを交換の目安 としています。 フィルターには集塵用・脱臭用など様々な種類があります。
それぞれのフィルターによって交換時期が異なりますので、詳しくは取扱説明書を確認いただくか、各メーカーにお問い合わせください。
Q8.使い終わったフィルターはどのように廃棄したらいいのですか?
ほとんどは「一般ゴミ」として扱えますが、処理方法が異なる場合がありますので、お住まいの自治体で確認されることをお勧めします。 その際、フィルターの材料成分を聞かれますが、商品の取扱説明書で確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
Q9.どこに置いたら効果的ですか?
【花粉】部屋の低いところに落ちやすいので、床付近に置くことがポイントです。玄関や部屋の出入り口近くに置くと効果的です。
【ニオイ】発生源の近くに置くことが効果的です。
【ホコリ】ソファーやベッドなどホコリが立ちやすいものの近くに置くことをお勧めします。
【その他オススメ】エアコン暖房時は、対角線上の離れた位置に空気清浄機を置くことをお勧めします。
暖かい空気は、天井付近に溜まりやすい性質があるため、エアコンの風向を下向きに設定することで、気流を足元に届けます。その気流を空気清浄機で吸引し、綺麗になった空気で効率よく部屋を暖めます。
Q10.丸一日つけたほうがよいのでしょうか?
お部屋の空気を綺麗な状態で維持するためには、24時間365日運転し続けることがお勧めです。 空気清浄運転では、1日中運転しても電気代は1日10円前後です。(使用条件によって電気代は変動します)
Q11.PM2.5とは何ですか?
大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の 小さな粒子のことです。2.5μm以下の粒子はすべて含まれますので、 直径1μmの粒子も、直径0.1μmの粒子もPM2.5の中に含まれます。
なお、環境省のウェブサイトに微小粒子状物質(PM2.5)の技術的な説明や濃度に関するデータの入手方法が掲載されています。
Q12.「PM0.1レベルの粒子」という表現を見受けますが、PM0.1とは何ですか?
大気中に浮遊している0.1μm以下の非常に小さな粒子のことを指すと思われますが、少なくとも国内では具体的な定義がまだ定められていません。
Q13.各社のカタログなどで 『「PM2.5」対応』 と記載されていますが、どういう意味ですか?
JEMAで定めた基準に則り、「0.1~2.5μmの粒子を99%」除去できる性能を持った家庭用空気清浄機の事を「PM2.5対応」としております。
詳しい測定方法はこちらをご覧ください。
Q14.新型コロナ対策として換気しながら空気清浄機を運転すると効果はありますか?
新型コロナ対策として、夏であれば室度28℃以下・相対湿度70%以下、 冬であれば室温18℃以上・相対湿度40%以上を維持しながら換気をすることが推奨されています。
空気清浄機には換気機能はありませんが、上記状態を維持するために、 換気に加えて空気清浄機を併用することについて、厚生労働省から以下のように情報提供されています。
【新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(1.緊急事態宣言と政府の方針 より抜粋)】
季節を問わず、新型コロナウイルス対策には、こまめな換気が重要です。
窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタによるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。
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※HEPAフィルタは、「高性能エアフィルター」とも呼ばれることもあり、 多くの空気清浄機で使用されています。空気中に含まれる微粒子を取り除くことができます。
詳しくは厚生労働省Webサイト新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)をご確認ください。
Q15.「空気清浄機の日」が1月19日となった由来は?
空気清浄機の認知度向上と安全で正しくご使用いただくため、2006年1月19日を初年度としてスタートします。「いいくうき」として覚えてください。 花粉の飛散時期が春先に多くなり、空気清浄機の需要も比較的多くなります。
その時期の前に、空気清浄機を正しく知っていただきたく日本電機工業会によって設定されたものです。