JEM-TR244
小形燃料電池システムの設置・引渡し及び保守・点検ガイドライン
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規格番号 | 244 |
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最新版年号 | 2015 |
類別 | 新発電システム |
制定年月 | 2009年3月11日 |
改正年月 | 2015年9月14日 |
確認年月 | 2023年11月17日 |
改正/廃止予定年月 | ー |
概要 | 小出力の燃料電池発電設備は,電気事業法において一般用電気工作物として取り扱われ,電気設備に関する技術基準の遵守によって,一般家庭などの設置者自らが保安を確保することとなる。小形固体高分子形燃料電池システム及び小形固体酸化物形燃料電池システムは,第三者認証機関による認証を受けるとともに工場の出荷前に製造者が検査・試験を行うことで,製品の安全性が確認されている。 このため,一般家庭などへの設置にあたっては,販売業者,施工業者又は工事業者によって組立,現地施工などがなされた箇所を中心に安全性が確保されることを確認する必要がある。さらに,製品及び現地施工を総合した最終の検査として実稼動による引渡し検査を行ってから,一般家庭などに引き渡すことが必要である。 また,高い安全性をもった設備として設置された後も,継続的に安全性を確保することが必要であり,保守・点検は,設備の安全性を確保する一つの有力な対策である。 この技術資料は,電気事業法における小出力発電設備に該当するものであって,次のa)~h)の全てに該当する小形固体高分子形燃料電池システム及び小形固体酸化物形燃料電池システム(以下,小形燃料電池システムという。)の現地における設置工事・引渡し検査項目,保守・点検項目及びこれらの実施方法などを明確にして,安全を確保するためのガイドラインである。 a)燃料電池の種類 固体高分子形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池 b)出力 定格送電出力10 kW未満 c)出力形態 交流出力又は直流出力 d)出力電圧 交流出力の場合220 V以下 e)運転形態 系統連系運転又は自立運転 f)原燃料 気体燃料(都市ガス,液化石油ガスなど),液体燃料(灯油など) g)運転圧力 燃料ガスが通る部分の最高使用圧力が0.1 MPa未満。ただし,液体燃料が通る部分は1.0 MPa未満 h)システム形態 パッケージ(外箱)に収納された定置用の発電専用システム又はコージェネレーションシステム 共通認証基準は、当初固体高分子形燃料電池が対象であったが、その後、小形の家庭用に対応した固体酸化物形燃料電池の開発が進み、それも加えた共通認証基準に2008年に改定した。それに伴い、本規格も固体酸化物形を対象範囲とするものを加え、規格名称も含め2011年第1回改訂を行った。 2009年に,小形燃料電池システムとして発売された“エネファーム”は,前記共通認証基準を取得することが前提となり,東日本大震災による電源セキュリティのニーズもあり,急速に普及拡大し,2014年9月累計10万台を突破した。普及に伴い,この技術資料は活用されてきたが,制定時は,開発製品であったため引き渡し検査項目,日常点検項目,定期点検項目は,より安全を考慮した試験方法であった。その後,製品の信頼性向上,納入実績,運転実績に伴い,検査項目,点検項目を見直した。 また,製造業者等が安全保証期間を設定している製品については,指定する安全保証期間(例えば10年)に達した際の運転継続に伴う注意点をまとめ,安全保証期間に達した際の指針を明示した。 PDFはカラーページが含まれています。 |
主な項目 | 構成、設置(設置場所、電気工事、配管工事、保守・点検用の開閉器の設置)、引渡し検査(しゅん工検査)(実施範囲、検査項目、引渡し検査の実施者)、日常点検、定期点検、安全保証期間を過ぎた場合の対応、製品事故発生時の届出について、小形燃料電池システムを移設する場合 |
正誤票 | なし |
ページ数 | 27ページ ※注意:サイズが違うページ・白紙ページも1ページとしてカウントしております。 |