GBF 23ターゲットガイダンス

昆明・モントリオール ターゲット達成に向けた重要な要素

2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて、国内外で様々な新たな取り組みや重要な動きがあります。今後、生物多様性保全活動を進める上で知っておきたい要素について解説します。

生物多様性に関連する
イニシアチブ

■ Nature Action 100

気候変動対応を求める国際的な機関投資家団体(IIGCC:Institutional Investors Group on Climate Change)は自然の喪失と生物多様性の減少に対処するための企業行動を促進することを目的に「Nature Action 100」(*11)を2023年に正式発足します。

2030年までに自然と生物多様性の損失を逆転させる上で体系的に重要であると見なされる主要セクターに焦点を当て、投資のための重点企業100社の選定、企業行動の特定、主要指標に対する重点企業の進捗報告などの活動を行う予定です。

イニシアチブの事務局と企業エンゲージメントワーキンググループは、CERESとIIGCCが共同で主導し、イニシアチブの技術諮問グループは、生物多様性のための資金財団とプラネットトラッカーが共同で主導します。

*11 Nature Action 100
https://www.natureaction100.org/

その他、EU Business & Biodiversity PlatformFinance for Biodiversity PledgePartnership for Biodiversity Accounting Financials (PBAF) One planet Business for Biodiversity(OP2B/WBCSD) など、生物多様性に関連する多くのイニシアチブが様々な活動を展開しています。