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ABSへの対応について

ABS(Access to genetic resources and Benefit Sharing)とは、遺伝子を保有する側と、遺伝資源を利用して利益を上げる側とでの公正で衡平に利益の配分するための取り決めです。遺伝資源へアクセスする場合は、保有する側の国内制度(法令)に基づいて事前に同意する必要があります。法令は各国で異なるため、遺伝資源を利用しようとした場合は、遺伝資源の保有国の法令を十分に理解し、確実に対応しなければなりません。

生物多様性WGでは電機・電子業界とABSに関する基本的なQ&Aと、参考となるサイトへのリンク集を用意いたしましたのでご参考ください。

ABSに関するQ&A

1.電機・電子業界で、ABSへの対応が必要となるのはどのような場合か?
1.遺伝資源を用いた生化学的な研究開発を行っている場合は関係性があると思われる。
2.形態模倣(バイオミミクリ)はABSの対象となるのか?
2.名古屋議定書の議論には含まれていないので、ABSでは対象外。
3.どの国の、どの遺伝資源が、国内法で規制されているかを簡単に調べる方法はないか?
3.環境省のHPに主要国の法律の違いをまとめた資料がある(下記の「参考リンク集」参照)
4.ABSに関する相談先はあるか?
4.産業系であればJBA(一般財団法人 バイオインダストリー協会)や国立遺伝学研究所、法令については環境省へ相談するのが良い。
5.バイオプラスチックを使っているが、ABSの対象となるか?
5.原材料が何であるかがカギとなる。トウモロコシのように普通に市場へ出回っているような原料であれば対象外になる。

参考リンク集

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