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5. 分散型電源の系統連系に関するJEMA活動とお知らせ
5.1 JEMA分散型電源技術専門委員会の活動
近年、太陽光発電システムや風力発電システムを中心に分散型電源の導入が急速に拡大するなかで、分散型電源の大量導入に伴う系統制約が顕在化しています。JEMA分散型電源技術専門委員会は、関係機関と連携しながら、分散型電源の共通課題に対応し、特に機器メーカとして分散型電源の系統連系技術課題に取り組み、分散型電源普及施策に対する提言や要望活動、講演会の企画やウェブサイトを通じた普及促進活動を推進しています。
5.2 出力制御機能付PCSの技術仕様について (お知らせ)
2015年5月25日
一部の電力会社の再生可能エネルギーの接続保留問題に対して、接続可能量を拡大させるための手段の一つとして、出力制御の適用範囲を見直す省令改正が2015年1月22日に実施されました。
それに対応可能な出力制御機能付パワーコンディショナ(PCS)の技術仕様を、電気事業連合会、太陽光発電協会、日本電機工業会でまとめましたので、公表致します。
5.3 出力制御機能付PCSの開発に向けた補足説明(お知らせ)
初版 2016年9月12日
第2版 2018年11月12日
第3版 2019年3月7日
第4版 2021年12月24日
第5版 2024年4月19日
「出力制御機能付PCSの技術仕様」にて提案された技術仕様書、及び、「出力制御機能付PCS(広義)試験方法」を補足して、出力制御機能付PCSを開発するためのより詳細な内容を記述した「出力制御機能付PCSの開発に向けた補足説明」(2016年9月12日)の改訂についてお知らせいたします。
※ 第2版の改訂では、ECHONET Lite制御対応出力制御機能付PCSを追加しました。
第3版の改訂では、出力制御機能付PCSの技術仕様書に(5)を追加しました。
第4版の改訂では、開発/運用中に改善された事例および容量換算機能拡張型を追加しました。
第5版の改訂では、2023年6月に出力制御機能付PCS等技術仕様書が改訂され、その内容を追加しました。
なお、出力制御機能付PCS(広義)試験方法については、第三者認証機関が発行する認証試験方法をご参照ください。
5.4 小形コージェネと蓄電システムの併設設置確認試験
2015年2月2日
2011年の東日本大震災を機に、電源セキュリティの観点から、需要側での自家発電、電力貯蔵、災害時の自立電源に関わるツールとして、エネファームやガスエンジン等の小形コージェネレーションシステムと蓄電池システムを一つの需要家(住宅など)に併設するケースが増加しています。それぞれの機器はその設計思想に基づき、効率的かつ安定的に動作するよう制御されていますが、異なるメーカのシステムを併設した際には、両システムの総合的な保護性能や安定した稼働を確認するための共通の指標がありませんでした。
JEMAでは、両システムの導入・設置にあたり、適切な組み合わせの情報を提供するための仕組みづくりや試験方法を整備することを目標に、2014年1月から「小形コージェネレーションと蓄電池システムの連携検討WG」を設けて検討を進め、ガイドラインおよび試験方法としてまとめました。
PCS貸し借りによる併設運転の確認試験を検討されるメーカは、上記「ガイドライン」及び「確認試験方法」に記載の内容をご承諾いただくことが前提となります。
但し、以下の点をご留意ください。 (詳細は、ガイドラインおよび試験方法をご参照ください。)
- メーカ相互の協議と合意によって実施することとします。
- データの公表にあたっても、メーカ間での相互の協議と合意に基づいたものを公表することとします。
- 開示を受けた技術仕様や試験結果は、本試験の目的以外に使用できません。
- 本ガイドラインの主旨にそぐわない状況が確認できた場合は、試験の実施や試験結果のデータの公表をとりやめていただく場合があります。
- JEMAでは試験実施に関するメーカへの斡旋や試験結果の提供は行っておりません。試験実施や試験結果に関する詳細は該当するメーカにお問い合わせください。
メーカ問合せ先一覧 (2023年2月8日現在)
[ 社名五十音順 ]
メーカ名 | 問合せ先 | 取扱い機器 |
---|---|---|
株式会社アイシン | エナジーソリューションカンパニー ES営業部 営業統括室 営業革新グループ Email:cogene@aisin.co.jp |
エネファーム |
エリーパワー株式会社 | 商品開発統括部 TEL:044-271-5890 |
蓄電システム |
京セラ株式会社 | スマートエナジー事業本部 スマートエナジー品質保証部 TEL:0748-55-4632 |
蓄電システム エネファーム |
シャープ株式会社 | シャープエネルギーソリューション株式会社 エネルギーマネジメント事業統轄部 システム技術部 TEL:050-5434-2865 |
蓄電システム |
株式会社正興電機製作所 | ソリューション営業3グループ TEL:03-5835-1013 |
蓄電システム |
ダイヤゼブラ電機株式会社 (旧 田淵電機株式会社) |
エネルギーソリューション本部 製品開発推進部 TEL:050-2018-8254 |
蓄電システム |
株式会社デンソー | まちづくりシステム開発部 TEL:0566-63-2015 |
蓄電システム V2H |
東芝エネルギーシステムズ株式会社 |
水素エネルギーシステム設計部 TEL:050-3147-6874 |
エネファーム |
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 |
スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池営業部 TEL:077-567-9820 |
エネファーム |
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 (三洋電機株式会社) |
三洋電機株式会社 ソーラーシステムビジネスユニット エネルギーシステムSBU 商品開発部 TEL:06-6908-6797 |
蓄電システム |
メーカ問合せ先一覧への掲載に関してはJEMA事務局までお問い合わせください。
JEMA 技術戦略推進部 新エネルギー技術課 TEL: 03-3556-5884
5.5 ステップ注入式周波数フィードバック方式のJEM規格の正誤表発行について
2018年6月13日
日本電機工業会では、単相の分散型電源を対象としたJEM1498及び低圧三相の太陽光発電PCSを対象としたJEM1505の正誤表を発行しました。以下よりご確認お願い致します。
5.6 PCSの標準的仕様について
初版 2020年 6月22日
第2版 2020年 8月25日
第3版 2021年 6月 4日
第4版 2021年12月 6日
第5版 2022年 4月14日
第6版 2023年 9月14日
第7版 2024年 4月 9日
系統連系用PCSの開発において、系統連系規程等の技術資料に記載がないものについて、業界として標準的な仕様を公開します。なお、この資料はあくまで目安であり、これ以外の仕様を排除するものではありません。
※ 第2版の改訂では一部の配電系統上で発生が確認されている3Hz以下の低周波数変動(フリッカ)への対策として、
外乱検知2(低振幅周波数変動継続検知)のタイムアウト値の変更を追加しました。
また、注入無効電力の発電量比例及び注入量可変機能について補足しました。
系統連系用PCSを開発・機能更新する際には、本対策方法の反映を推奨します。
第3版の改訂では、PCSの定格出力の許容誤差を追記(P.10)しました。
第4版の改訂では、フリッカ対策 STEP3.2を追記(P.10~13)しました。
第5版の改訂では、フリッカ対策 STEP3.2の判定フロー(P.12)と並列許容周波数(P.16~17)を追記しました。
第6版の改訂では、並列時許容周波数に関する説明(P.16)を修正し、柱上変圧器の高圧カットアウト開放時の
単独運転発生事例(P.18~20)を追記しました。
第7版の改訂では、周波数変化の計算遅延時間およびステップ注入における無効電力の変化開始時間(P.15)、
また並列時許容周波数の動作波形例と注意点(P.18)を追記しました。
5.7 出力制御システムのサイバーセキュリティについて
2020年9月30日
10月1日より、一般送配電事業者各社の託送供給等約款別冊(系統連系技術要件)にサイバーセキュリティに関する項目が追加されることになりました。これに対応して確認した弊会会員各社のセキュリティ対策の状況を以下に掲載します。
5.8 家庭用電気工作物及び小出力太陽光発電設備に係わるサイバーセキュリティ対策実装例リストについて
2022年3月25日
系統連系技術要件で求められる、発電設備を運用する者に対するサイバーセキュリティ対策について、具体的な対策実装例のリストを公開致します。
なお、この実装例リストは各業界団体(太陽光発電協会、日本電機工業会、日本ガス協会、コージェネレーション・エネルギー高度利用センター)と共同で作成したものです。内容としては既知のものが多いと思いますが、この実装例リストを発電設備の運用に関連する皆様のサイバーセキュリティ対策にご活用いただけると幸いです。
5.9 JEM 1509 附属書について(お知らせ)
2023年3月23日
2023年3月17日に改正発行いたしましたJEM 1509の附属書Aについて、チェックリストとしてご利用いただけるよう、WORD形式にて本ページに掲載いたします。ご活用いただければ幸いです。