法の概要
グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)は、2001年4月に施行されました。グリーン購入とは、購入の必要性を充分に考慮し、品質や価格だけでなく環境のことを考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することです。この法律では、国などの機関にグリーン購入を義務づけるとともに、地方公共団体や事業者・国民にもグリーン購入に努めることを求めています。
グリーン購入のポイント
国ではグリーン購入法に基づき、重点的に調達を推進すべき環境物品(特定調達物品)ごとにグリーン購入の判断基準を設定しています。この基準は毎年2月に更新され、環境省のホームページで公表されます。
例えば電気冷蔵庫の場合は以下のような基準になっています。現在、家電製品においても多くの製品がこの「特定調達物品」の基準に適合しており、カタログやホームページなどで「グリーン購入法適合商品」として情報提供しています。
- 詳しくは … 環境省「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
- https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/net/kihonhoushin.html
消費者や企業がグリーン購入を行う際にもグリーン購入法の基準が参考になります。また、グリーン購入を推進する団体‘グリーン購入ネットワーク’では、以下のような基本原則を設けています。
その他にも環境ラベルなどもグリーン購入を行う際の参考になります。環境省のホームページでは環境ラベル/データ集を紹介する「環境ラベル等データベース」を運用しています。家電製品で表示している「省エネラベリング制度」などもそのひとつです。
- 詳しくは … 環境省「環境ラベル等データベース」
- http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel