製品含有化学物質ってなんだろう?

製品含有化学物質とは?

製品含有化学物質とは、たとえば電気・電子機器などの製品に含まれる(材料や部品等に使われている)化学物質のことです。人の健康や生態系への影響、リサイクル・廃棄物処理の観点から、その情報を開示することが求められています。

製品含有化学物質への関心の高まり

2002年に開催されたヨハネスブルグ環境サミットでは、ヒトの健康や環境に係る問題に適切に対応する観点から、「2020年までに化学物質の製造・使用がヒトの健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化すること」が合意されました。

また、日本においても建物の内装材、子供用のおもちゃ、食品包装容器などを通じて有害な化学物質が身体に入り、健康への影響の可能性があるとの観点から、製品中に含有されている化学物質に関する消費者の関心も、高まりつつあります。そのような中、電気・電子機器や自動車などについても対応が強化されてきました。


家電メーカーでは製品含有化学物質を正確に把握するために、まず製造に用いる原材料や部品等に含有される化学物質を「調達段階」で確認するよう努めています。そして「製造段階」における誤使用・混入・汚染等の防止を徹底するとともに反応等によって新たに製品に含有される化学物質を把握し、「購入(販売)段階」では製品の含有化学物質情報を適切に開示・伝達するなどの取り組みを行っています。