- HOME
- 地球環境保全
- 環境配慮設計と情報開示
- 環境配慮設計関連規制への取り組み
環境配慮設計と情報開示
環境配慮設計関連規制への取り組み
JEMA委員会活動(電機・電子4団体エコデザインWGにおける活動)
電機・電子4団体(エコデザインWG幹事事務局:JEMA)では、各国・地域(欧州、米国、中国・アジア、豪州等)における環境配慮設計、サーキュラーエコノミーや省エネ等の法令・規則等の動向について注視するとともに、電機・電子業界としての意見提出、ロビー活動等を積極的に進めています。
意見提出実績
2023年度
- 欧州包装・包装廃棄物指令改正案への意見提出(2023年4月) 【要旨】
- ESPRに係る「優先製品カテゴリの特定や横断的な規制要件の提案」への意見提出(2023年5月) 【要旨】
- 物品の修理を促進する共通規則に関する指令への意見提出(2023年5月) 【要旨】
- (グリーンウォッシングを防ぐための)グリーンクレーム指令への意見提出(2023年7月) 【要旨】
- アメリカ バッテリー充電器・省エネ基準改正案への意見提出(2023年5月) 【要旨】
2022年11月、欧州委員会より、原材料供給業者や輸入・卸売・輸送業者等包装材を扱う事業者を対象に包装材削減やラベル貼付等の要求を盛込んだ包装廃棄物指令改正案が提案された。
https://environment.ec.europa.eu/publications/proposal-packaging-and-packaging-waste_en
要件が包括的で製造事業者にも関連することから、電機・電子4団体より意見・要望提出を実施。
・規制内容がEU域内で統一的に運用されることの担保
・委任法検討に適切な期間を設け、施行に向けてガイドラインやFAQ等が適切な期間内に発行されること
・バイオベースのプラスチックを規制対象から除外
・精密機器輸送時梱包への適切な配慮、一律規制への反対等
【提出意見(英語)】
https://ec.europa.eu/info/law/better-regulation/have-your-say/initiatives/12263-Reducing-packaging-waste-review-of-rules/F3405938_en
2023年1月、欧州委員会より、ESPRに基づく実施規則策定時の優先製品群や横断的な規制要件について、意見募集がされた。
https://ec.europa.eu/info/law/better-regulation/have-your-say/initiatives/13682-New-product-priorities-for-Ecodesign-for-Sustainable-Products_en
電機・電子4団体からも、横断的な規制要件として提案された「耐久性」「リサイクル可能性」等に関しては、提案内容への改善提案及び製品カテゴリ別に要件設定の可否を検討する事を意見・要望として提出。
【提出意見(英語)】
https://ec.europa.eu/info/law/better-regulation/have-your-say/initiatives/13682-New-product-priorities-for-Ecodesign-for-Sustainable-Products/F3415636_en
2023年3月、欧州委員会より消費者権利保護の観点に基づき、「物品の修理を促進する共通規則に関する指令」が提案され、製品の製造事業者に対して、法定保証の対象か否かにかかわらず、一定の条件で修理を義務づけることが提案された。
https://commission.europa.eu/law/law-topic/consumer-protection-law/consumer-contract-law/rules-promoting-repair-goods_en
電機・電子4団体からも、意見・要望提出を実施。
・法人顧客が購入するB to B/商用製品の除外
・修理責任の明確化 等
【提出意見(英語)】
https://ec.europa.eu/info/law/better-regulation/have-your-say/initiatives/13150-Sustainable-consumption-of-goods-promoting-repair-and-reuse/F3423011_en
2023年3月、欧州委員会より消費者権利保護の観点に基づき、グリーンウォッシング(実質を伴わない環境訴求)防止に向けて、環境訴求(文言や環境ラベル)を対象にした規制が提案された。
https://environment.ec.europa.eu/publications/proposal-directive-green-claims_en
電機・電子4団体からも意見・要望提出を実施。
・用語・定義の明確化
・環境ラベル以外の環境主張については、内部検証による自己宣言の仕組みを許容すること
・EU域内での要件の整合 等
【提出意見(英語)】
https://ec.europa.eu/info/law/better-regulation/have-your-say/initiatives/12511-Environmental-performance-of-products-businesses-substantiating-claims/F3430815_en
2023年5月、米国エネルギー省より、バッテリー充電器の省エネ基準改正が提案された。
https://www.regulations.gov/document/EERE-2020-BT-STD-0013-0026
電機・電子4団体からも、意見・要望提出を実施。
・オフモードやスタンバイモードの定義の変更
・off modeの消費電力基準0Wを、技術的な可用性から0.5W以下とすること
・サービ・スペアパーツに関する一定の経過措置の設定
・施行日の延期、誤記修正 等
【提出意見(英語)】
https://www.regulations.gov/comment/EERE-2020-BT-STD-0013-0049
JEMA委員会活動(環境技術専門委員会)
JEMA環境技術専門委員会では、近年、アジア諸国で、電気・電子機器廃棄物(WEEE)の管理に関する規制の立法措置の動きが活発になったことを背景に、会員企業の要望を受け、2020年度より、各国(ベトナム・シンガポール・インド)におけるWEEEの規制動向や現地での規制の運用実態について調査いたしました。
さらに、サーキュラーエコノミーの広がりを受け、2022年度からは、従来のWEEE規制から、資源循環に関する規制までスコープを広げ、各国(フランス・オーストラリア)における環境配慮設計・資源循環関連の法規制の調査を実施しています。
調査を実施した2020年度~2023年度までの調査結果報告書を、会員企業限定で公開しております。ご関心をお持ちの方は会員専用サイトにログイン後 、「活動報告」→「調査報告書・資料」→「海外における電気・電子機器廃棄物(WEEE)に関する規制・回収リサイクルスキームの現地実態調査報告書」よりご覧下さい。