コンテンツ・メニュー

メニューをスキップ

生物多様性保全

生物多様性保全推進セミナー・イベント 開催報告

来て・見て・わかる 生物多様性保全活動実践説明会 ~都心の企業緑地での生物多様性活動~ 
(2018年12月)


電機・電子4団体生物多様性WGでは、2018年12月19日にソニー(株)様、(株)明電舎様(東京都・大崎)のご協力を得て、4団体正会員企業を対象とした今年度第3回目の生物多様性保全活動実践説明会を開催しました。

本年4月に発行した「企業が取り組むはじめての生物多様性 Let's Try Biodiversity ! (LTB)」の内容を説明し、実際にそれらの取り組みをご覧いただき、各社で展開・推進していただくことを目的に、今回は特に「都心の企業緑地での生物多様性活動」をメインテーマに企画しました。

冒頭に、土田主査(エスペック(株))からWGの概要紹介をした後、勝田シニアアドバイザー(ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(株))より、LTBの構成や内容、活用方法について説明を行いました。続いて、大串様(ソニーコーポレートサービス(株))、針谷委員((株)明電舎)からそれぞれ、各社の緑地で行っている都心でもできる生物多様性保全の取組みについて説明をいただきました。

LTBの解説と参加者の様子                        土田主査挨拶

その後2班に分かれ、解説を交えながら実際に活動フィールドを見学しました。ソニー様では、建物を取り囲む緑地に高低差のある樹木を植え、落ち葉プールや巣箱などを設置し、生きもののすみかになるような工夫が行われていました。また明電舎様では、鳥の水浴び、水飲み場となるバードバスを設置しており、いずれも近隣の緑地とのエコロジー・ネットワークに配慮した取り組みをされているとのことでした。また、両社では定期的に従業員や一般の方を対象とした自然観察会を開催しており、ソニーでは生きもののフォトコンテストを開催するなど、生物多様性の普及啓発にも積極的であることが伺えました。

見学の様子
落ち葉プール
バードバス

見学を終えた後、実際の施策を体験して頂くために、巣箱づくりワークショップを行いました。始めに日本野鳥の会様より、巣箱の役割や管理方法をレクチャーしていただいた後、参加者全員でドライバーを使い巣箱の制作にとりかかりました。ねじ式の巣箱は概ね30分で完成し、参加者が思い思いにサインを書き込まれていました。その後5つの班に分かれ、生物多様性保全向上バーチャルゲームに取り組んでいただきました。これは、仮に設定した事業所緑地で各グループに割り当てられた予算とメンバーのスキルを活用し、どのような取組ができるかを検討するもので、第2回目に続き今回も大いに盛り上がりました。

当日は、WGメンバー・スタッフを含め約40名が参加し、体験型セミナーへの参加が有意義な機会となった感想を多数いただくと同時に、参加者間での情報共有の機会のご要望もいただきました。

巣箱づくりワークショップ                      グループワークの様子

― 見学会 開催概要 ―

日時:2018年12月19日(水)
会場:NBF大崎ビル(ソニーシティ大崎)

【当日のプログラム】
13:00~14:20 主催者挨拶、WG紹介、Let's Try Biodiversity説明
14:30~15:40 明電舎、ソニーによる大崎での取組み紹介、フィールド見学
15:40~16:20 巣箱づくりワーク、レクチャー
16:30~18:00 グループワーク/発表・共有