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環境配慮設計と情報開示

費用便益分析の取り組み

LCAではLIME等の評価手法により環境側面を定量化できる一方、製品やサービスの被災時の運転継続性や問題発生後の復旧の即時性などの社会における様々なシステムが機能する価値の定量化には限界があります。

そこで、LIMEでも用いられている環境経済学の分野のうち、費用便益分析の手法を用いて当会取扱の製品・サービスが提供する様々な価値を可視化して経済指標で評価する仕組みを考案し、会員各社の事業で活用されることを目指しています。

1. 電気機器向け費用便益分析ガイダンス ー製品の機能維持による便益価値の見える化ー

JEMA環境技術専門委員会傘下のLCA対応分科会では、主に電力を用いて特定の機能を果たす電気機器を説明の対象に取り上げ、その機能を発揮・維持することによってもたらされる便益とその機能を発揮・維持するために必要な費用を比較することによって、その電気機器の価値を見極める手法を提示するガイダンスを作成中です。

費用便益分析の手順を示したISO14007と貨幣評価の手順を示したISO14008に従って、二つのケーススタディを掲載することにより具体的なシナリオ設定と活用可能な実データの事例、便益と費用の算定方法、データ利用上の留意点等を示します。

2025年3月時点において、鋭意作成中です。完成次第公開いたします。

2. 事業所内ビオトープ価値見える化ガイド

JEMA環境技術専門委員会傘下の便益指標導入計画WGでは、事業所におけるビオトープの価値を見える化するプロセスと算定方法を記載したガイド 第1版を作成いたしました。

WG委員会社2拠点における、従業員アンケート調査によるビオトープの価値評価と費用便益分析のトライアル結果を掲載しています。外部有識者6名へのヒアリング、さらにビオトープ価値の算定実績をお持ちの企業1社と意見交換を実施し、価値評価手法やビオトープ整備の方向性を整理いたしました。

下記リンク先のアンケートにお答えの後、送られてくるメール内のリンクから資料をダウンロードしていただけます。
また、今後のコンテンツ改善を目的に資料のご利用法などに関する個別お問い合わせをさせていただく場合があることをどうか予めご了承ください。

『事業所内ビオトープ価値見える化ガイド』 ダウンロードに際してのアンケート