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「安全PLCを用いた機械・設備の安全回路事例集」のご案内

2011.05.31

一般社団法人 日本電機工業会
PLC技術専門委員会
Safety PLC WG

生産機械・設備を欧州へ輸出する際に、機械指令・低電圧指令・EMC指令に従った安全性の確認と、第三者認証や自己宣言のための技術文書が必要であることは、基本的な事柄として機械・設備のユーザおよびメーカに理解されている。しかしながら、機械指令で参照される国際安全規格について、「具体的な安全回路の機能や動き方が分からない」、「安全認証を取得したいが、申請文書の事例はないか」、「安全関連系をソフトウェアで実行しているが、機能安全の認証はどうすればよいのか」という質問が、数多く寄せられるようになってきた。この状況自体は、日本の機械・設備が安全規格に対応し、国際競争力が高まっていることの証と考えられる。しかし、規格に対応する機械・設備の生産性や開発の面で、外国ユーザやメーカに遅れを取っている感は否めない。

このような背景のもと、Safety PLC WGでは一番ハードルが高いと思われる機能安全に対応するための解説書として、「機械・設備の安全関連系エンジニアリングにおける機能安全認証の手引き」を作成し、2009年5月25日に発行した。この手引きは、IEC 62061:2005 (JIS B 9961:2008)の要求事項をベースに、機能安全の考え方、認証用文書の構成例など、機能安全の入門書としてできるだけ具体的に記述するように努めた。しかし、ISO 13849-1:2006で導入されたパフォーマンスレベル(PL)についての言及に至らなかったため、「具体的に安全PLCをどのように使用すればよいのか」、「安全PLCや周辺回路についてPLをどのように計算すればよいのか」などの声に応えることが出来ていなかった。

そこで今回、この手引きに加えてISO 13849-1:2006の要求事項をベースにして安全PLCを用いた安全回路事例集を作成し、安全PLCの使い方や配線例およびPLの計算方法などを紹介することを目的に、本書を作成、公開することにした。

なお、本書は、汎用PLCのユーザであり国際安全規格の基本的内容を理解した方を、読者として想定している。国際安全規格全般については、社団法人 日本電気制御機器工業会発行の「安全ガイドブック」を参照していただきたい。

本書が、機械・設備ユーザおよびメーカ各位の機械指令や国際安全規格への適合、認証用技術文書作成作業の合理化に、多少なりとも役立つことができれば幸いである。

本書の作成は、社団法人 日本機械工業連合会、一般社団法人 日本印刷産業機械工業会、
社団法人 日本電気制御機器工業会、テュフ ズード ジャパン株式会社、テュフ ラインランド ジャパン株式会社
の協力を得て進められた。 関係各位のご協力に深謝いたします。

安全PLCを用いた機械・設備の安全回路事例集PDF3,460KB
安全PLCを用いた機械・設備の安全回路事例集(英語訳)PDF3,430KB