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JEMA自主基準 炭化水素系冷媒使用の家庭用電気冷蔵庫について

1. 背景

地球温暖化が国際的な問題となり、1992年に気候変動枠組み条約が採択され、1997年12月の同条約第3回締約国会議(京都会議:通称COP3)で冷蔵庫に使用しているHFC系の冷媒が温室効果ガスとして規制対象となりました。これを受け、(社)日本電機工業会(JEMA)会員各社では、機器の省エネの推進と併せて、1998年に「家庭用冷蔵庫におけるHFC排出抑制自主行動計画」を策定し、地球温暖化防止に積極的に取り組んでまいりました。

国際的には1992年にドイツで初めて炭化水素系冷媒使用冷蔵庫(HC冷蔵庫)が生産されて以来、欧州では3500万台のHC冷蔵庫が使用されており、2000年度の調査では欧州市場の52%がHC冷蔵庫であり、中国市場も19%の冷蔵庫が炭化水素系冷媒(HC冷媒)に転換されている状況にあります。