欧州RoHS指令関連情報
欧州RoHS指令は、欧州連合(EU)における電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令です。2002年に最初のRoHS指令が公布(RoHS1) 、その後2011年に全面改正され(RoHS2) 、対象はAC 1,000V、DC 1,500Vを超えない定格電圧を持ち、少なくとも1つの意図する機能に電流/電磁場を必要とする全ての電気電子機器に拡大されました(OPEN SCOPE)。
また、含有制限物質は当初の6物質に加え、2015年6月に新たに4物質の制限について官報が公布されました。
EU RoHS指令対応のための、制限対象フタル酸エステル含有調査に置ける注意点
2016.08.09
電機・電子4団体(注1)「4団体製品化学物質専門委員会」「4団体欧州化学品規制WG」では、 「EU RoHS指令対応のための、制限対象フタル酸エステル含有調査における注意点」を公開いたしました。4物質の含有調査の際にご参照いただければ幸いです。
なお、本文書は、
- EU RoHS指令制限対象となるフタレートに関する科学的、および用途に関する知見、および
- 上記知見に基づく同指令に適合するためサプライチェーンを通じて調査を行う際に注意すべき点
についてまとめたものです。調査にあたり理解しておいた方が良い注意点の共有が目的であり、一律の管理方法を要求または示唆するものではないことにご留意ください。(4月公開版を更新)
代替の検討等、より広範囲な作業を行う方々、および制限対象フタレートについて更なる情報を求める方々の参考となるよう、各工業会へのヒアリングや資料の収集を通じて蓄積された、より詳細な参考情報を含む詳細版も合わせて公開いたします。
(注1):一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)、一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)